「気分が急に落ち込んだり、爆発したりして自分でも止められない」
「人間関係がうまくいかず、すぐに傷ついてしまう」
「衝動的な行動をしてしまって後悔することが多い」
境界性パーソナリティ障害(BPD)は、感情の波が激しく、対人関係や自己イメージが不安定になりやすい精神疾患です。「わがまま」や「性格の問題」と誤解されやすいですが、脳の感情調整機能に関わる障害であり、適切なサポートと環境があれば安定して生活できるようになります。
今回は、BPDと向き合いながら就労支援B型コンパスに通う上での工夫についてご紹介します。
1. 感情が爆発しそうな時の「逃げ場」を作る
BPDの方は、些細なことで強い感情(怒り・悲しみ・恐怖)が急に押し寄せてくることがあります。そのような時に「逃げ場がない」と感じると、パニックや衝動的な行動につながることがあります。
コンパスでは、気持ちが高ぶった時に一人になれる静かなスペースで落ち着ける環境を整えています。「感情がコントロールできない自分はここにいてはいけない」と思わなくていいのです。気持ちが落ち着いてから、また作業に戻ればいい。それだけで十分です。
2. 「一定した関わり」が安心感をつくる
BPDの方は、対人関係において「見捨てられるかもしれない」という強い不安を感じやすい傾向があります。スタッフの態度が少し変わっただけで「嫌われた」と感じてしまうこともあります。
- 担当スタッフを決めて、同じ人が継続して関わる
- 「休んでも来ても、ここはあなたの場所」という一貫したメッセージを伝える
- 感情の波があっても、スタッフの対応が変わらないことで安心感が生まれる
「変わらない関係」を積み重ねることが、BPDの回復において非常に大切な要素です。
3. 「できた日」を記録して自己評価を育てる
BPDの方は自己イメージが不安定で、自分を極端に「ダメな存在」と評価してしまうことがあります。作業で少しミスをしただけで「やっぱり自分はダメだ」と落ち込んでしまうこともあります。
コンパスでは、小さな「できたこと」を一緒に確認する声かけを大切にしています。「今日も来られた」「昨日より少し長く作業できた」という積み重ねが、ゆっくりと安定した自己評価につながっていきます。
まとめ
境界性パーソナリティ障害は、感情の激しさゆえに「周りに迷惑をかけてしまう」と自分を責めてしまいやすい病気です。でも、その感情の強さはあなたの弱さではありません。
就労支援B型事業所コンパスは、感情に波があっても「ここに来ていい」と思える場所でありたいと思っています。平野区で安心できる居場所をお探しの方は、お気軽にご相談ください。













