「気づいたら時間が経っている…」解離症状のある方と就労支援B型

「ぼーっとしていたら、気づいたら何時間も経っていた」
「自分が自分じゃないような、ふわふわした感覚が続く」
「会話の途中で頭が真っ白になって、何を言われたかわからなくなる」

これらは「解離症状」と呼ばれる状態です。強いストレスやトラウマ体験に対して、心が自分を守るために起こす反応で、意識や記憶・感覚が一時的に切り離されたような状態になります。「ぼーっとするのはさぼっているから」ではなく、心の防衛反応です。

解離症状があると「就労支援に通えるのか不安」という方も多いと思います。今回は、解離症状のある方がコンパスで安心して過ごすための工夫をご紹介します。


1. 解離が起きた時の対処法を事前に決めておく

作業中に解離症状が出た時、「どうすればいいか」をあらかじめスタッフと共有しておくことが安心につながります。

  • 「ぼーっとしてきたら、その場で手を止めて休んでいい」というルールを決める
  • 「おかしいな」と思ったらスタッフに一言声をかける合図を決める
  • 落ち着ける静かな場所に移動してリセットする

解離が起きることを「隠さなければ」と思う必要はありません。スタッフと共有しておくことで、焦らずに対処できる環境が整います。


2. グラウンディングで「今ここ」に戻る

解離症状への対処として「グラウンディング」という方法が有効です。五感を使って「今・ここ・この場所」に意識を引き戻すテクニックです。

  • 手のひらで机の表面の感触を確認する
  • 目に見えるものを5つ声に出して数える
  • 冷たい水を飲む・氷を握る
  • ゆっくり深呼吸をする

単純作業(袋詰め・シール貼りなど)は、手を動かすことで感覚が「今ここ」に戻りやすいため、解離症状のある方に向いていることがあります。


3. 「覚えていない」を責めない環境

解離症状のある方は「さっき説明したこと、覚えていますか?」と言われた時に、本当に記憶がなくて困ることがあります。これは「聞いていなかった」のではなく、解離によって記憶の定着が難しくなっているためです。

コンパスでは、同じことを何度確認しても構いません。「また聞くのは申し訳ない」と思う必要はなく、メモを取る・作業手順を紙に書いて見える場所に置くなど、本人に合ったサポートを一緒に考えます。


まとめ

解離症状は、外から見えにくい特性だからこそ「怠けている」「ぼーっとしている」と誤解されやすいです。でも、これは心が必死に自分を守っているサインです。

就労支援B型事業所コンパスは、そんなあなたのペースをそのまま受け入れる場所です。「うまくできなくていい」「ぼーっとする日があっていい」。まずは一度、見学においでください。平野区で安心できる居場所をお探しの方のご連絡をお待ちしています。

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