「怖い記憶」がふいに蘇る…トラウマ・PTSDを抱えながら就労支援B型で安心できる場所を見つける

「ふとした瞬間に、あのときの記憶が映像のように浮かんでくる」
「大きな音や特定の匂いで、急に過去に引き戻される感覚がある」
「人が多い場所や、特定の状況になると体が固まってしまう」

これはPTSD(心的外傷後ストレス障害)やトラウマ反応のひとつで、あなたの心が「危険から身を守ろうとしている」サインです。意志の力でコントロールできるものではなく、脳の防衛反応として起きています。決して「気持ちが弱い」のではありません。

PTSDやトラウマを抱えながら社会復帰を目指す方にとって、「安全だと感じられる場所」が何より大切です。今回は、就労支援B型がトラウマを抱える方にとってどんな場所になれるか、コンパスでの関わり方をお伝えします。


1. 「ここは安全だ」という感覚を積み重ねる

トラウマの回復において、最も基礎となるのが「安全感の確立」です。「ここにいると怖いことは起きない」「突然怒鳴られない」「急に予定が変わらない」という体験を少しずつ積み重ねることで、脳が「今は安全だ」と学習し始めます。

コンパスでは、スタッフが大きな声を出したり、急なプレッシャーをかけたりすることはありません。決まったスタッフが穏やかに関わる一貫した環境の中で、「ここは安全だ」という安心感を育てることができます。

2. フラッシュバックが出ても責められない

作業中に急に気持ちが沈んでしまう、特定のことに集中できなくなる、何かのきっかけで動けなくなってしまう…こうしたことはPTSDを抱える方には「よくあること」です。必要なのは責めることではなく、安心して休める場所です。

  • 無理に理由を説明しなくてもいい。「少し休みたい」と伝えるだけでOK
  • 静かなスペースで気持ちが落ち着くまでゆっくりできる
  • スタッフは無理に話しかけず、距離感を大切にする

「ここでは、こうなっても大丈夫だった」という体験の蓄積が、少しずつ通所への安心感に変わっていきます。

3. 「作業に集中する時間」がグラウンディングになる

グラウンディングとは、「今ここにいる自分」に意識を戻すための技術です。シール貼り・折り紙・袋詰めなど、手を動かすシンプルな作業は、過去の記憶やフラッシュバックから「今この瞬間」に意識を引き戻すグラウンディング効果があります。

難しい判断を求められない、失敗を責められない、ただ手を動かすだけでいい。その繰り返しが、トラウマの回復期にある方の「今に戻る練習」として機能することがあります。


まとめ

トラウマやPTSDを抱えながら社会復帰を目指す道は、決して一人で歩かなくていいものです。就労支援B型事業所コンパスは、「怖い場所ではない」という安心感を少しずつ積み上げられる環境でありたいと思っています。まずはオンラインでの見学相談や、短時間の体験利用からはじめてみてください。

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