「蛍光灯の光がまぶしくて頭が痛くなる」
「人が多い場所の騒音で頭がパンクしそうになる」
「服のタグや素材が気になって、それだけで一日消耗してしまう」
こうした感覚過敏は、発達障害(ASD・ADHD)のある方に多く見られる特性です。「気にしすぎ」「わがまま」と思われがちですが、脳の情報処理の違いによるもので、本人が意識してコントロールできるものではありません。
「感覚過敏があるから、就労支援に通うのも難しいかも…」と感じている方に向けて、コンパスでの工夫と環境づくりをご紹介します。
1. 感覚過敏の種類と、よくある困りごと
感覚過敏にはいくつかの種類があり、人によって敏感な感覚は異なります。
- 視覚過敏…蛍光灯・強い日差し・画面のちらつきがつらい
- 聴覚過敏…人の話し声・機械音・急な大きな音で頭が痛くなる
- 触覚過敏…服のタグ・特定の素材・人に触れられることへの強い不快感
- 嗅覚過敏…香水・食べ物のにおい・柔軟剤のにおいで気分が悪くなる
これらは「慣れれば大丈夫」になるものではなく、日々の積み重ねで消耗していく特性です。就労支援に通う上でも、こうした特性を事前にスタッフと共有しておくことが大切です。
2. コンパスでできる環境調整
感覚過敏のある方が無理なく通えるよう、コンパスではいくつかの環境調整を行っています。
光への対応
「蛍光灯がつらい」という方には、窓際や照明が当たりにくい席を選んでいただけます。サングラスやカラーレンズの使用も歓迎しています。
音への対応
イヤーマフやノイズキャンセリングイヤホンの使用はOKです。「静かな環境で作業したい」という希望があれば、できる限りスペースを調整します。
においへの対応
香水や強いにおいが苦手な方がいる場合、スタッフから他の利用者へ配慮を促すことができます。事前に伝えていただければ、できる限り対応します。
3. 「疲れやすさ」を前提にしたペース設定
感覚過敏のある方は、同じ時間を過ごしていても一般の方より消耗しやすいです。「なんでこんなに疲れるんだろう」と自分を責める必要はありません。感覚の処理に、それだけエネルギーを使っているからです。
コンパスでは、疲れた時にすぐ休める場所を確保しています。「今日は2時間だけ」「刺激が少ない午前中だけ通う」など、体調に合わせたペースで無理なく続けることを大切にしています。
まとめ
感覚過敏は、目に見えない特性だからこそ「わかってもらえない」と孤独を感じやすいものです。でも、「この環境ならなんとか通えるかも」と思える場所を見つけることが、社会参加への大きな一歩になります。
コンパスでは、見学の際に「こういう感覚が苦手で…」と話していただくことを歓迎しています。一緒に、あなたに合った環境を考えさせてください。平野区で安心して通える居場所をお探しの方は、ぜひお気軽にご連絡ください。













