「もし作業中に突然、動悸や息苦しさが始まったらどうしよう」
「過呼吸になって、周りの人に迷惑をかけてしまうかもしれない…」
パニック障害(パニック症)を抱える方にとって、家以外の場所で過ごす時間は『いつ発作が起きるか分からない恐怖(予期不安)』との戦いになりがちです。そのため、就労支援B型に通いたくても「発作が起きたら申し訳ない」と、一歩を踏み出せずに悩んでいる方は非常に多くいらっしゃいます。
ですが、就労継続支援B型事業所は、そうした不安を丸ごと受け止める場所です。今回は、コンパスのような事業所でパニック障害の方が「安心して過ごすための仕組み」についてお伝えします。
1. ここは「逃げ場」がたくさんある場所です
パニック発作の引き金に最もなりやすいのは、「ここは逃げられない」「助けを求められない」という環境(広場恐怖)です。満員電車や美容室、会議室などで発作が起きやすいのはそのためです。
コンパスでは、この『逃げられない』というプレッシャーを徹底的に排除しています。
- 作業の途中で急に席を立ってOK
- 「少し休ませてください」といつでも言える静かな休憩スペースがある
- 無理をしてその日の最後までいる必要はなく、すぐに帰宅(早退)しても良い
「いつでも逃げられる、いつでも帰れる」という安心感が心にあるだけで、予期不安の強さは大きく和らぎます。
2. スタッフは発作の対処法を知っています
「もし発作を起こしたら、スタッフや他の利用者さんを驚かせてしまうのでは…」という申し訳なさを感じる必要は全くありません。
就労支援のスタッフは、パニック障害や過呼吸の症状への理解があり、対応にも慣れています。
発作が起きた際も、決して大騒ぎせず、あなたが一番楽な姿勢になれるよう静かな場所へ誘導し、落ち着くまでそっと寄り添います。過呼吸の際のペーパーバッグ法などの対応知識もあるため、『発作が起きても、絶対に安全が守られる環境』として信頼していただければと思います。
3. 「調子が良い日だけ来る」でも立派な社会参加
天候の悪い日や、睡眠不足の日は予期不安が強くなりがちです。無理をして家を出る前に、「今日はやめときます」と連絡していただいて構いません。
パニック障害の治療において重要なのは、「発作を起こさずに安全に帰ってこられた」という小さな成功体験を積み重ねることです。最初は週に1時間だけ、調子の良い日だけ来るのでも、それは大きな前進であり、立派な社会参加です。
まとめ
パニック障害は、誰にでも突然起こりうる脳の誤作動によるSOSであり、あなたの心が弱いからではありません。発作そのものよりも、「また起きるかもしれない」という恐怖に縛られてしまうことが一番辛い症状です。
だからこそ、平野区の就労支援B型事業所コンパスは「発作が起きても大丈夫な場所」でありたいと考えています。「途中でしんどくなったら、すぐに帰っていいですよ」というルールの中で、少しずつ家の外の空気に慣れていきませんか?
見学も、ご家族の付き添いや、10分だけ覗いて帰るような簡単なものでも大歓迎です。ご自身のペースで、ゆっくりと安心できる居場所を作っていきましょう。













