「子どものころから「いい子」でいなければいけなかった。自分の気持ちを出したことがない」
「親の機嫌で家の空気が変わるのが普通だった。大人になった今も、人の顔色を読みすぎて疲れてしまう」
「自分に自信が持てない。何かうまくいかないと、全部自分のせいだと思ってしまう」
「アダルトチルドレン(AC)」とは、機能不全家族(アルコール依存・DV・過干渉・ネグレクトなど)の中で育ったことで、大人になってからも生きにくさを抱える方を指します。診断名ではありませんが、「なんとなくうまく生きられない」という感覚の背景に、こうした幼少期の経験が影響していることがあります。
今回は、アダルトチルドレンの方が就労支援B型コンパスでどのように過ごせるかをご紹介します。
1. ACの方が就労の場で感じやすい困りごと
アダルトチルドレンの方は、過去の経験から特定のパターンを繰り返しやすいことがあります。
- 「怒られるかも」という恐れから、ミスを過剰に恐れる
- 人の顔色を読みすぎて、気疲れする
- 「自分はここにいていいのか」という不安が常にある
- 失敗すると「やっぱり自分はダメだ」と全否定してしまう
- 誰かに頼ることが苦手で、一人で抱え込んでしまう
これらは「性格の問題」ではなく、子どものころの環境に適応するために身につけたパターンです。大人になった今も、その反応がそのまま出てきてしまうことがあります。
2. コンパスで感じられる「安心」の積み重ね
アダルトチルドレンの方の回復に大切なのは、「安全な場所で、安全な関係を積み重ねていく」体験です。コンパスでは以下のような関わりを心がけています。
- ミスをしても責めない。「次はどうするか」を一緒に考える
- 作業の出来不出来より「今日ここに来た」という事実を大切にする
- スタッフから無理に話しかけたり、関係を迫ったりしない
- 自分のペースで距離を縮めていける環境
「ここでは責められない」「ここにいていい」という感覚は、最初はピンとこないかもしれません。でも、小さな安心が積み重なることで、少しずつ自分を信頼する力が育っていきます。
3. 「自分を責めるパターン」に気づく場所として
アダルトチルドレンの方の多くは、「また自分のせいだ」という思考パターンに気づかないまま、自分を追い詰め続けてしまいます。就労支援B型での日々の経験は、そのパターンに気づくきっかけになることがあります。
- 作業でうまくいった時に「自分でもできた」という感覚を持つ
- スタッフに「大丈夫ですよ」と言われる経験を重ねる
- 「失敗してもここにいていい」という事実を体で知る
コンパスは治療の場ではありませんが、「安全な大人との関わり」を体験できる場所であることは確かです。それが、心の回復への第一歩になることがあります。
まとめ
「生きにくいのは自分のせい」と思い続けてきた方に、ぜひ知ってほしいことがあります。あなたの生きにくさは、過去の環境への正直な反応であって、あなた自身の欠陥ではありません。
平野区で安心して通える居場所をお探しの方、「こんな自分でも大丈夫?」と思っている方は、ぜひ一度コンパスにご相談ください。まず見学だけでも、大歓迎です。













