「突然、あの時の記憶がよみがえってパニックになる」
「人が多い場所や大きな音が怖くて外に出られない」
「なぜかわからないけど、働くことへの恐怖が強くて一歩が踏み出せない」
PTSD(心的外傷後ストレス障害)は、過去の強いショックや恐怖体験が原因で、フラッシュバックや強い不安・回避行動が続く精神疾患です。「もう昔のことなのに」と自分を責めてしまう方も多いですが、これは脳が危険から身を守るために起こしている反応であり、意志の問題ではありません。
今回は、PTSDと向き合いながら就労支援B型事業所コンパスに通う上での工夫や、安心して過ごせる環境についてご紹介します。
1. フラッシュバックが起きた時の「安全な場所」
PTSDの方が就労支援に通う上で最も心配なのが、作業中に突然フラッシュバックや強い不安が起きた時のことではないでしょうか。
コンパスでは、気分が悪くなった時にすぐに別室で休めるスペースを設けています。無理に作業を続ける必要はなく、「今日はここにいるだけでいい」という日があっても全く問題ありません。スタッフは、ご本人が何も話さなくても、そっと寄り添える関わり方を大切にしています。
2. 「トリガー」を事前にスタッフと共有する
PTSDには、特定の音・におい・言葉・状況が引き金(トリガー)となって症状が出ることがあります。例えば「大きな声が苦手」「後ろから突然声をかけられるのが怖い」「特定の話題は聞きたくない」など、人によってトリガーは様々です。
コンパスでは、利用開始前の面談や通所中にスタッフへ「苦手なこと」を伝えていただくことができます。全員に開示する必要はなく、担当スタッフだけが知っている形でも構いません。事前に共有しておくことで、日々の関わり方を調整し、できる限りトリガーを避けた環境を整えます。
3. 人間関係のプレッシャーを最小限に
対人関係がトラウマの原因になっている方にとって、「他の利用者と関わること」自体がハードルになる場合があります。
- 一人で取り組める作業を中心に選べる
- 無理にグループ活動に参加しなくていい
- スタッフとの1対1のやりとりから始められる
- 「今日は話したくない」という日は、挨拶だけでOK
焦らず、自分のペースで少しずつ「ここは安全だ」と感じられる場所にしていくことが、PTSDの回復にとっても大切なプロセスです。
4. 通院・カウンセリングと並行して通える
PTSDの治療には、EMDR(眼球運動による脱感作と再処理法)や持続エクスポージャー療法など、専門的なカウンセリングが有効とされています。定期的な通院が必要な方も多いため、コンパスでは通院日に合わせた柔軟なスケジュールで通所できます。
「治療を続けながら、少しずつ社会とのつながりも取り戻したい」という方に、就労支援B型は無理のない選択肢です。
まとめ
PTSDは、過去の体験が今の自分の行動や感情に大きく影響し続ける病気です。「なぜ自分はこんなに弱いんだろう」と思う必要はありません。あなたの反応は、当然の自己防衛です。
就労支援B型事業所コンパスは、あなたのペースと安全を最優先にする場所です。「行ってみようかな」と思った日に、気軽にご連絡ください。平野区で安心して過ごせる居場所をお探しの方を、スタッフ一同お待ちしています。













