「統合失調症の診断を受けてから、疲れやすくて働く自信が持てない」
「幻聴や不安感などの症状に波があるけれど、少しずつ社会と繋がりたい」
このように、統合失調症と向き合いながら「自分にできる働き方」を探している方や、そのご家族も多いのではないでしょうか。
統合失調症には、幻覚や妄想などの「陽性症状」だけでなく、意欲が低下したり疲れやすくなったりする「陰性症状」があり、長く付き合っていく必要があります。就労継続支援B型事業所は、そうした症状の波を理解した上で、ご自身のペースで無理なく通える場所です。今回は、コンパスのような事業所での過ごし方やサポートについてご紹介します。
1. 「疲れやすさ(陰性症状)」に合わせたペース作り
統合失調症の療養・回復期には、どうしてもエネルギーが枯渇しやすく、以前と同じように動けなかったり、少しのことでどっと疲れたりすることがあります。これは「怠け」ではなく、脳と心が休息を求めている大切なサインです。
コンパスでは、最初から無理をして毎日のように通う必要はありません。
- 週1日・午前中のみの「短時間利用」からスタートできる
- 作業の合間に、いつでも自由に休憩を取ってOK
- 「今日は調子が悪い」と感じたら、スタッフに伝えてすぐに休める
まずは「決まった時間に起き、家以外の場所に行く」という生活リズムを作ることを目標に、ゆっくりペースを掴んでいきましょう。
2. 「幻聴・不安」が起きた時の安心できる環境
作業中に幻聴が聞こえたり、周りの目が極端に気になってしまったりして、強い不安を感じることもあるかもしれません。そんな時、無理に作業を続ける必要は全くありません。
「ここなら、パニックになっても助けてもらえる」と思える安全基地であることが何より重要です。
静かなクールダウンの場所
不安が強くなった時は、静かな別室や少し離れたスペースで一人になって休むことができます。スタッフは、ご本人が今どのような辛さを感じているかを決して否定せず、落ち着くまで寄り添います。
3. 単純作業から始める「脳のリハビリ」
統合失調症の影響で、「以前は簡単にできたことができなくなった」「集中力が長く続かない」と落ち込んでしまう方はとても多いです。しかし、焦って昔の自分と比べる必要はありません。
コンパスでは、あえて「なにも考えなくてもできる単純作業」を複数ご用意しています。袋詰めやシール貼り、簡単なデータ入力など、ルールが一定の作業を繰り返すことは、乱れた思考を落ち着かせ、少しずつ脳の疲労を回復させる「リハビリ効果」があります。
「今日も一つ、作業をやり遂げた」という小さな成功体験を、スタッフと一緒に少しずつ積み重ねていきましょう。
まとめ
統合失調症の回復には、「一進一退」が当たり前です。調子が良い日もあれば、ガクッと休んでしまう日もあります。焦って急に無理をすると、症状がぶり返してしまうこともあります。
だからこそ、就労支援B型事業所コンパスは「調子が悪い時でも、ただ来て座っているだけでいい場所」でありたいと思っています。
見学やご相談の際も、ご本人の体調が最優先です。「今日は行けそう」と思った日に、ご家族とふらっとお越しいただくだけでも大歓迎です。平野区で無理なく通える居場所をお探しなら、ぜひ一度ご連絡くださいね。













