「作業中は集中できるからいいけど、休憩時間が一番苦痛…」
「ポツンとしていると思われないか、周りの目が気になって休めない」
対人恐怖(社交不安障害)の方にとって、就労支援事業所で最もハードルが高いのは、実は「作業時間」よりも「休憩時間」や「お昼休み」だったりします。自由な時間だからこそ、誰とどう過ごせばいいのか分からず、かえって気を張って疲れてしまうのです。
しかし、休憩時間は本来「自分の心と体を休めるための時間」です。今回は、対人恐怖があっても気まずくならず、しっかりと心を休めるための過ごし方についてご紹介します。
1. 結論:「ずっと一人」で全く問題ありません
一番にお伝えしたいのは、「休憩時間に無理をして誰かとおしゃべりをする必要は一切ない」ということです。
就労継続支援B型は、人間関係の構築を強要する場所ではありません。「一人で過ごしたい」という意思は全く恥ずかしいことではなく、むしろ『自分の疲れを取るための自己管理』として立派なスキルです。コンパスのスタッフもそのことを十分に理解していますので、ポツンとしているからといって心配したり、無理に話しかけたりすることはありません。
2. 周りの目が気にならない!おすすめの「一人休憩術」
「一人でいいのは分かったけど、手持ち無沙汰で周りの目が気になる」という方のために、自然に一人きりになれる過ごし方のアイデアをいくつかご紹介します。
①イヤホン+スマホや読書で「自分の世界」を作る
一番シンプルかつ効果的な方法です。イヤホンをつけることは「今は話しかけないでほしい」という分かりやすいサインにもなります。音楽を聴く、動画を見る、好きな本や漫画を読むなど、完全に自分の世界に入ることで、周りの環境から視覚的・聴覚的にシャットアウトしましょう。
②「休む」ための場所を変える
作業スペースにそのまま座っていると落ち着かない場合は、場所を変えるのも手です。事業所内の少し離れた席や、もし可能であれば近くのコンビニまで短い散歩に出るなど、「人がいない空間」に移動してリフレッシュするのも良い方法です。(外出のルールについては事前にスタッフにご確認ください)
③目を閉じてうつ伏せになる
「とにかく視線が気になる」という場合は、机に突っ伏して軽く目を閉じてしまうのがおすすめです。「寝ているのかな」と思われるため、誰からも話しかけられません。実際に眠らなくても、視界の情報を遮断するだけで脳はしっかり休まります。
3. 「話しかけられたらどうしよう」と不安な時は
「もし好意で話しかけられたら、うまく反応できない…」と不安に思う方もいるかもしれません。そんな時は、あらかじめスタッフに伝えておくのが一番安心です。
- 「休憩時間は一人で静かに過ごしたいです」
- 「人が多いと疲れてしまうので、イヤホンをして過ごしていいですか?」
このように事前に伝えていただければ、スタッフ側から「今は一人で休む時間だから、そっとしておこうね」と環境を整えることができます。ご本人から伝えにくい場合は、ご家族からお伝えいただいても全く問題ありません。
まとめ
休憩時間は「周りに合わせる時間」ではなく、「あなたが一番ホッとできる時間」であるべきです。誰とも話さず、好きな音楽を聴きながら一人の世界に浸る。それで十分です。
平野区の就労支援B型事業所コンパスでは、利用者さん一人ひとりの「心地よい距離感」を尊重しています。「みんなとワイワイ過ごすのが苦手」という方も、どうぞ安心してご自分のペースで休んでくださいね。見学時にも、そうした休憩中の雰囲気などをゆっくりご覧いただけます。













