「精神障害者手帳」はデメリットばかりじゃない?取得する前に知っておきたい3つのメリット

「手帳を持つと、自分が自分でなくなる気がする」
「周りにバレて差別されるんじゃないか?」

精神障害者保健福祉手帳(以下、精神障害者手帳)の取得を迷っているとき、そんな不安を感じる方は少なくありません。
名前の響きから、どうしてもネガティブなイメージを持ってしまいがちですよね。

しかし、この手帳は決してあなたにレッテルを貼るためのものではありません。
むしろ、医療費や生活費の負担を減らし、生きやすさを手に入れるための「パスポート」のようなものです。

今回は、取得する前に知っておきたい、意外と大きい「3つのメリット」について解説します。


1. お金に関わる負担が減る(税金・割引)

最も分かりやすいメリットは経済面での支援です。
等級や自治体によって異なりますが、以下のような制度が利用できます。

税金の控除

所得税や住民税などの控除(障害者控除)が受けられます。
家族の扶養に入っている場合、その家族の税金も安くなることがあります。

公共料金やサービスの割引

  • 公共交通機関(バス・電車・タクシー)の運賃割引
  • 携帯電話料金の割引プラン
  • 映画館や美術館、博物館の入場料割引

特に美術館や映画館などは、本人と付き添いの1名が割引(または無料)になることが多く、外出のハードルを下げてくれます。

2. 就労の選択肢が広がる(障害者雇用)

「一般枠」での就職が難しいと感じている場合、手帳を持つことで「障害者雇用枠」での就職活動が可能になります。

障害者雇用枠では、通院への配慮や業務量の調整など、自分の特性に合わせた働き方を企業と相談しやすくなります。
もちろん、手帳を持っていても一般枠で働くこと(クローズ就労)は自由なので、選択肢が一つ増えると考えてください。

3. 「言わない」権利も守られる(プライバシー)

「手帳を取ると、近所や会社にバレるのでは?」と心配する声もよく聞きます。
しかし、自分から言わない限り、他人に知られることは基本的にありません。

手帳を取得した情報が、会社や近隣住民に自動的に通知されるようなシステムは存在しません。
(※年末調整で障害者控除を受ける場合は会社に申告する必要がありますが、それ以外で知られることはありません)

「持っているだけで使わない」という選択も可能です。
お守り代わりに持っておいて、必要な時だけ提示する、という使い方も賢い方法です。


まとめ:手帳は「生きやすくなるためのツール」

精神障害者手帳は、取得義務もなければ、一度取得したらずっと持ち続けなければならないものでもありません。(多くの場合、2年ごとの更新制です)

「今の生活を少しでも楽にするための道具」と割り切って考えてみてはいかがでしょうか。
メリットとデメリットを比較して、あなたにとってプラスになるなら、申請を検討してみる価値は十分になります。

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