「仕事に戻りたいけど、また体調を崩すのが怖い」
「自分にできる仕事があるのか分からない」
メンタルヘルスの不調で休職・離職したあと、再就職に向けて動き出すのはとても勇気がいりますよね。
一人で抱え込んで焦ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そんな時に頼りになるのが、障害のある方の「働きたい」をサポートする福祉サービス、「就労移行支援」です。
この記事では、就労移行支援で何ができるのか、どんなメリットがあるのかを分かりやすく解説します。
1. 就労移行支援とは?
就労移行支援は、障害者総合支援法に基づく障害福祉サービスの一つです。
一般企業への就職を目指す、65歳未満の障害(精神・発達・身体・知的・難病)のある方が利用できます。
利用期間は原則2年以内で、事業所(通称:就労移行)に通いながら、以下の3つのサポートを受けられます。
① 働くためのスキルを身につける(訓練)
ビジネスマナー、PCスキル、コミュニケーション、軽作業など、働くための基礎能力を養うカリキュラムが用意されています。
自分の体調や得意・不得意を知るための期間でもあります。
② 自分に合った仕事を探す(就職活動)
ハローワークへの同行、応募書類の添削、面接練習など、二人三脚で就職活動を進めます。
また、企業での「実習」を通して、実際の職場の雰囲気を体験することもできます。
③ 働き続けるためのサポート(定着支援)
就職したら終わりではありません。
入社後もスタッフが職場を訪問したり相談に乗ったりして、長く安定して働き続けられるようサポートします。
2. 一人で就活するのとは何が違う?メリット3選
プロのアドバイスで「自分の取説」が作れる
「なぜ体調を崩したのか」「どんな環境なら力を発揮できるのか」。
スタッフと一緒に自己分析を深めることで、再発を防ぐための自分の取扱説明書(ナビゲーション)を作ることができます。
生活リズムが整う
決まった時間に事業所に通うことで、乱れがちな昼夜逆転生活が改善し、就労に必要な体力が戻ってきます。
いきなりフルタイムではなく、週数回・短時間から慣らしていくことも可能です。
企業との間に入ってくれる
障害の特性や必要な配慮について、自分からは言い出しにくいこともあります。
支援スタッフが企業側に専門的な視点で伝えてくれるため、安心して働く環境を整えやすくなります。
3. まずは「見学」から始めてみよう
「就労移行支援」といっても、事業所によって雰囲気やカリキュラムは様々です。
IT系に強いところ、アットホームなところ、資格取得に力を入れているところなどがあります。
多くの事業所で無料の見学や体験利用を行っています。
「まだ働く自信がない」という状態でも大丈夫。まずは外に出るきっかけとして、近くの事業所を覗いてみてはいかがでしょうか。
まとめ
焦る必要はありません。就労移行支援は、あなたが「自分らしく働く」ための準備期間です。
一人で悩まず、専門家の力を借りながら、少しずつ前に進んでいきましょう。













